家庭内に「分散AIエージェント環境」を作ろうとしている話

最近、ローカルLLMを触っていて思ったことがある。

最初は単純に、
「自分のPCでAIが動くの面白い」
くらいの感覚だった。

でも、使っているうちに少しずつ考えが変わってきた。

ローカルLLMの“次”

ローカルLLMは確かに面白い。

ただ、実際に使ってみると色々な問題が見えてくる。

  • 重いモデルはGPUが必要
  • 常時起動すると電気代が気になる
  • コード生成と会話で向いているモデルが違う
  • 1台のPCですべてを処理するのが苦しい

特に大きかったのは、

「用途によって最適なAIが違う」

という点だった。

軽い雑談なら小型モデルで十分。

でもコード生成や思考系になると、GPUを積んだ重いモデルが欲しくなる。

だったら、

「必要な時だけ、必要なAIを呼び出す」

形にしたほうが良いのでは?

そう考え始めた。

作りたいのは「AIチャット」ではない

今やろうとしているのは、単なるローカルAIチャット環境ではない。

イメージとしては、

  • 複数PCをAI Worker化
  • AIが適切なWorkerを選択
  • 必要ならGPUマシンを自動起動
  • 軽い処理は省電力ノートPCへ
  • 将来的にはAI同士で協調

という、小さな「家庭内AIクラスタ」のようなもの。

少し大げさに言えば、

“自宅版AIインフラ”

を作ろうとしている。

現在考えている構成

現時点では、手持ちの中古PCやノートPCを利用して構築予定。

管理サーバ

ThinkPad P50

このPCが中央管理役。

  • Open WebUI
  • Hyper-V
  • 軽量LLM
  • Worker管理
  • タスク振り分け

などを担当する予定。

GPU Worker

RTX 3070 Ti搭載PC

重いモデル専用。

  • 14BクラスLLM
  • コード生成
  • 推論処理
  • 高負荷タスク

などを担当。

必要な時だけ起動する形を目指している。

Utility Worker

ThinkCentre Ryzen

補助サーバ。

  • Docker
  • バックアップ
  • 各種サービス
  • エージェント補助

などを担当予定。

ESXi検証環境

ThinkPad L590

こちらは実験用。

  • ESXi
  • VM検証
  • Linux実験
  • ネットワーク確認

など。

やりたいのは「AIがAIを管理する」環境

最終的に目指しているのは、

「AIを使う」ではなく、

「AIが環境そのものを扱う」

世界。

例えば、

  • AIがWorkerを起動
  • AIが負荷を見て振り分け
  • AIが最適なモデルを選択
  • AIが他のAIへ依頼
  • AIが障害を検知

みたいな構成。

最近よく聞く、

  • AI Agent
  • MCP
  • Local-first AI
  • Distributed AI
  • AI Orchestration

あたりの流れにも近い。

ただ、クラウド前提ではなく、できるだけ「自宅環境」でやってみたいと思っている。

なぜローカルにこだわるのか

もちろん、クラウドAIは便利。

でも、

  • 自分で制御したい
  • 自由に試したい
  • コストを抑えたい
  • 仕組みそのものを理解したい

という気持ちが強い。

あと単純に、

「家の中でAIサーバ群が動いている」

というロマンがある。

今後やりたいこと

現時点ではまだ構想段階の部分も多い。

ただ、今後は少しずつ、

  • Open WebUI連携
  • Worker自動参加
  • Docker化
  • AI同士の協調
  • 自律タスク実行
  • 外部LLM API連携
  • VM自動操作

なども試していきたい。

このブログでは、その過程や失敗も含めて記録していこうと思う。

正直、どこまで出来るかはまだ分からない。

でも、

「個人でもここまで出来る時代になった」

というワクワク感はかなりある。